悟りの証明

残日録

2017-01-01から1年間の記事一覧

悪夢

そう遠くない未来、大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国とは核保有のままで統一されて「小さな中国」が誕生します。 米国は北朝鮮の暴挙を阻止できるでしょうか。駐韓米軍兵士とその家族、韓国国民、日本国民の多大な犠牲や国際世論等を考慮すると、トランプと…

人権主義・偽善の思想(4)

社会契約思想に基づく人権思想は、私たち日本国民に、他人に害を与えない限り、全くの自由と権利を与えて、国民を「人格なき神」に仕立て上げてきました。 「この国民が保証する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。又…

人権主義・偽善の思想(3)

理想的民主主義は理想的人格を具えた個人(国民・市民・人民)の集団によって成立します。理想的な社会は理想的な個人がいてはじめて成り立つのです。人権を主張する権利には「人格」という義務が伴います。人権思想に多大な影響を与えたルソーによれば、「一…

人権主義・偽善の思想(2)

先のブログで、「人権主義」は「錯誤の思想」「偽善の思想」であり、その弊害の究極するところは人間のロボット化であり家畜化であるということを述べました。 韓国は日本に対する「ルサンチマン国家」であり、日本にとっては「反面教師」として重要な隣国です…

人権主義・偽善の思想(1)

2017.5.17 の産経ニュースによると、鳩山由紀夫元首相は、「日本列島は日本人だけのものではない」「日本列島はすべての人間のもの」等と言って、「地球社会」「お花畑」の夢を見続けているようです。一般には、この夢は突飛なものとして一笑に付しますが、…

理性の害悪(5)

この世に悪魔というものが存在するとしたら、それはマルクス以外にはあり得ません。マルクスに洗脳された、あるいはマルクスの思想を利用した、スターリン、レーニン、毛沢東、ポル・ポト、金日成、その他の共産主義国の独裁者達は、共産主義社会の実現のため…

理性の害悪(4)

近代哲学の完成者と言われるヘーゲルの「理性」もまた、「全体主義」と「泡沫のような個人」という世界を描きました。ヘーゲルは「精神と自然」「心と物」というデカルト以来の二分された世界を「時間」すなわち「歴史」を導入することによって、人類の知の…

理性の害悪(3)

理性の害悪を知るにはヨーロッパの理性(哲学・思想)の歴史とその理性による惨劇を明らかにしなければなりません。ヨーロッパの理性主義・主知主義の源流を辿れば、古代哲学の完成者といわれるギリシアのアリストテレスに行き着きます。アリストテレスは私たち…

理性の害悪(2)

理性(知)は「一般」や「普遍」を追求するところにその使命があります。知識は一般的に普遍的に規定されて始めて真の知識となります。また、理性が一般的・普遍的でなければならないということは、理性は「客観的」でなければならないということを意味してい…

理性の害悪(1)

「理性的でなければならない、感情的であってはならない」というのが私たちの常識になっています。しかしこの常識こそ私たち人間を滅亡へとミスリードする落とし穴となります。 毛沢東 7,800万人、スターリン 2,300万人、ヒトラー 1,700万人、ポル・ポト 170…