悟りの証明

残日録

悟りの証明(74)

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直観:
主客が未だ分かれない、知るものと知られるものとが一つである、現実そのままの、不断進行の意識である。

思惟=反省(経験を反省して比較し判断する):
直観の進行の外に立って、翻って不断進行の意識を見た意識である。ベルグソンの純粋持続を同時存在の形に直して見ることである、時間を空間の形に直して見ることである。 

自覚:直観を知る意識、「般若」
自己が自己の作用を対象として、これを反省すると共に、このように反省すると言うことが直に自己発展の作用である、かくして無限に進むのである。